仙台五城ライオンズクラブは、仙台市内で5番目のクラブでもあることから、仙台の別名である「五城」から「仙台五城」と名称が決まりました。
この地名は「『仙台』の由来」にも掲載されている唐の韓翃(かんこう)の次の詩により生まれたと言われております。当クラブのCN45周年記念誌『仙台五城ライオンズクラブの名称と謂れ』にも「同郷仙遊観」が記載されております。
同題仙遊観
> 仙臺初見五城楼
> 風物凄凄宿雨収
> 山色遥連秦樹晩
> 砧声近報漢宮秋
> 疎松影落空壇浄
> 細草春香小洞幽
> 何用別尋方外去
> 人間亦自有丹丘
>
>同じく仙遊観に題す
>仙台 初めて見る 五城楼(ごじょうろう)
>風物 凄凄(せいせい)として 宿雨(しゅくう) 収まる
>山色(さんしょく) 遥かに連なる 秦樹(しんじゅ)の晩(くれ)
>砧声(ちんせい) 近く報ず 漢宮(かんきゅう)の秋
>疎松(そしょう) 影落ちて空壇(くうだん)浄(きよ)く
>細草(さいそう) 春香ぐわしくして 小洞(しょうどう)幽(かす) かなり
>何ぞ用いん 別に方外(ほうがい)を尋ねて去るを
>人間(じんかん) 亦(ま)た自(おのずか)ら 丹丘(たんきゅう) 有り
> (村上哲見著「三体詩 上」新訂中国古典選 朝日新聞社)
掲載日:2010/02/19